スケールを設定しよう

 

距離を測ったり面積を求めたりするためには,基準となる長さを設定する(スケールを設定する)ことが必要になります。

基準の長さとなるものを撮影した画像を利用し,基準の長さを定義してあげることが必要になります。

具体的には,顕微鏡で撮影したマイクロルーラーなどの写真を利用して長さを定義することが必要です。

 

ポイント

長さや面積を測りたいものが写った画像・・・@

@の画像と同じ倍率で撮影した基準となる長さの物体が写った画像・・・A

@とAの2種類の画像が必要です。

 

 

それでは,長さを定義してみましょう。

 

ImageJを起動し,基準となる長さが写った画像を開きます。(ここでは,マイクロルーラーを用いた例で説明します。)

ツールバーから直線ツールを開きます。

 

図1

 

図2

 

基準とする長さ(既知の長さ)の部分に線を引きます。

ここでは,0の目盛りから1の目盛りのところまで線を引きます。

ちなみに,このマイクロルーラーは0の目盛りから1の目盛りまでの距離が1mmだということが既知となっています。

 

メニューから[Analyze][Measure]を選択します。

すると,図3のような結果が表示されます。

 

図3

 

今回,着目するのは[Length]です。

これはつまり,図2で引いた黄色の直線が画面上では977.778という距離だということを示しています。

実際には,この間の距離は1mmなので,画面上977.778=1mmという風に設定してあげます。

 

メニューバーから[Analyze][Set Scale…]を選択します。すると,図4のような画面が出てきます。

 

図4

 

Distance in pixelsには,画面上の距離を入力します。ここでは,977.78を入力しています。

Known distanceには,実際の長さを単位なしで入力します。たとえば,実際の長さが1mmだったら110cmだったら10を入力します。

Unit of lengthには,実際の長さの単位を入力します。たとえば,実際の長さが1mmだったらmm10cmだったらcmを入力します。

Globalにチェックを入れます。(チェックを入れない場合は,スケールの設定はこの画像内でのみ有効となります。→他の画像にあるものの長さを測れません。)

入力し終えたら,OKをクリックします。

 

 

これで,スケールの設定は完了です。

では,次は長さを求めてみましょう。

 

長さを測定したいものが写っている写真を開き,直線ツールで図5のように線を引きます。

 

図5

 

メニューから[Analyze][Measure]を選択します。

すると,図6のように表示され,長さが0.871であることが分かります。単位は?と言うと,設定した[mm]です。

 

図6